Murtagh’s General Practiceとは?症候アプローチと診断モデルを徹底解説|医学生・研修医必読の総合診療バイブル

🌱 今日は、ずっと紹介したかった一冊の本について書きます。
それが、世界の総合診療で“バイブル”と呼ばれる Murtagh’s General Practice です。


Murtagh’s General Practiceとは?
──いま日本の医学生・研修医にこそ届けたい「総合診療の教科書」

Murtagh’s General Practice(通称:Murtagh GP)」という本を、聞いたことはありますか?
日本の医学生・研修医のあいだではまだ名前が知られていませんが、実はオーストラリアやヨーロッパ、中国など世界中で
“The Bible of General Practice:総合診療・家庭医のバイブル”として使われ続けている教科書です。

総合診療、救急、プライマリケア、そして海外での臨床──。
これらすべてに共通する「症候から考える」「見逃さない」「説明できる」という力を伸ばすのが、Murtagh の最大の価値です。

僕自身、じっくり読み始めたのはここ数ヶ月ですが、率直にこう感じました。

「学生のころから知っていればよかった。」
「留学前や初期研修のスタートに絶対役立ったはず。」

OSCE、救急外来、病棟、英語診療など、若手医師がつまずきやすい場面の多くで、
Murtagh GP の “診断の型” と “症候アプローチ” はそのまま使える実用的な方法論でした。

この記事では、Murtagh を知らない日本の医学生・研修医・若手医師に向けて、

  • Murtagh とはどんな本か(著者・世界の評価)
  • なぜ “総合診療のバイブル” と呼ばれるのか
  • A safe diagnostic model がなぜ重要なのか
  • Harrison / Guyton とどう違うのか
  • 誰がどう使うと最大限効果を得られるか

を、できるだけわかりやすく紹介していきます。

Murtagh GPは決して安い本ではありません。
だからこそ、このブログでは「買ってからどう活かすか」まで含めてイメージできるようにまとめていきます。


Murtaghってどんな本?──世界で「総合診療のバイブル」と呼ばれる理由

ここからは、Murtagh’s General Practice がなぜ世界で高く評価されているのか、著者の背景から国際的な広がりまで、順に見ていきます。

John Murtagh:地方GPから世界的教育者へ

John Murtagh はオーストラリア出身で、元は理科教師という異色の経歴を持つ人物です。
そこから医学の道へ進み、地方の町で開業医(GP)として地域医療を支え続けた臨床家でもあります。後に大学で総合診療の教授となり、教育者としても活躍しました。

つまり、この本は 「現場での経験」+「教育者としての体系化」 の両面から生まれた、非常に実用性の高い教科書なのです。

世界で “The bible of general practice” と呼ばれる理由

オーストラリアでは、Murtagh はしばしば

“The bible of general practice”

と呼ばれます。理由は明確で、

  • 多くの医学校で標準教科書として使われている
  • GPレジデントが最初に買う1冊として定番
  • ベテランGPも日常診療のリファレンスとして使い続けている

さらに特徴的なのは、医師以外のプライマリケア職種(NP、chiropractic など)にも浸透している点です。
医療全体の「地域医療・外来医療の共通言語」となっていると言えます。

13言語への翻訳と、中国保健省での採用

Murtagh は英語だけでなく、合計13言語に翻訳されています。
イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語など、ヨーロッパからアジアまで幅広く普及しています。

中でも象徴的なのが中国での採用です。

2009年、中国保健省は家庭医制度の育成を進める中で、Murtagh’s General Practice を“家庭医養成の標準教科書”として採用しました。

これにより、Murtagh は

  • 一国の医療システムづくりに影響を与える教科書
  • 多言語・多文化の環境でも通用する「普遍的な症候アプローチ」

として国際的な評価を確立しました。

なぜ日本ではあまり知られてこなかったのか?

理由はいくつかあります。

  • 日本の医学教育が臓器別・専門科中心で行われてきた
  • OSCEや初期研修で「症候アプローチ」の比重が低かった
  • 総合診療が制度として新しく、英語のGP教科書に触れる機会が少ない

しかし現在は、

  • 救急・外来の比重が増えている
  • 総合診療専門医制度の開始
  • 地域医療・在宅医療の重要性の高まり

といった変化が起きており、
「症候から考える臨床」の重要性は確実に上がり続けています。

その意味で、Murtagh はこれから日本でも価値が高まる教科書だと感じます。



Murtaghの構成──症候アプローチだけじゃない、“診療の土台”まで丸ごと学べる教科書

Murtagh’s General Practice の特徴は、単に「症候アプローチの本」ではないという点です。
総合診療医・若手医師が臨床で迷いやすい理由の多くは、実は“症状そのものではなく、診療の進め方や判断の軸が曖昧だから”だったりします。

Murtagh はその「診療の型」を Part 1 に置き、そこから Part 2 の診断モデル、Part 3 以降の症候アプローチへと、“思考の階段”が順番に積み上がる構造になっています。

この記事では全体像を紹介しますが、Part 1 と Part 2 は別記事でさらに深く掘り下げてまとめる予定です。
特に A safe diagnostic model は、救急外来や初診外来で迷わないために必須の考え方なので、ブログ内で独立した解説記事を用意します。


Part 1:総合診療の土台(Consulting / Communication / Prevention)

最初のパートは、症候や疾患の話ではありません。
「診察室で何を見て、どう聞いて、どう説明し、どう判断するか」という、すべての診療の根幹そのものです。

扱われている内容は次のとおりです。

  • Consulting skills:診察の進め方、初期対応の枠組み、患者との関係構築
  • Communication:問診の深め方、患者の語りの受け取り方、shared decision-making
  • Counselling:生活習慣・メンタル面への関わり方
  • Health promotion:健康教育、予防医学を外来でどう実践するか
  • Prevention:予防接種、スクリーニング、一次・二次予防の考え方
  • Inspection:「観察」を武器にする診察の基本(身体所見以前の“見る力”)

これらは、一見「当たり前の話」に見えますが、実は救急外来でも病棟でも最も崩れやすい基礎です。
若手医師が陥りがちな

  • 深められない問診
  • 検査への過度な依存
  • 説明への自信のなさ

といった課題は、この Part 1 の内容を理解するだけで改善されます。

なお、Part 1 は単独で1記事にしてさらに詳しく解説予定です。
診察の“土台”を作るための実践的な内容をまとめていきます。


Part 2:Diagnostic perspective──“安全な診断”を作るA Safe Diagnostic Model

Part 2 の中心は、Murtagh を象徴する概念でもあるA safe diagnostic model(安全な診断モデル)です。

若手医師・研修医が最もつまずきやすく、しかし最も重要な部分でもあります。

  • 1. 見逃すと危険な疾患(serious disorders) を最優先で確認する
  • 2. 最も多い疾患(common disorders) を押さえる
  • 3. 心因性・機能性疾患を考慮する
  • 4. 診断は時間経過で変わることを前提にする
  • 5. フォローアップで確度を高める

という、シンプルながら非常に強力な「診断の順番」を示してくれます。

この順番があることで、救急外来でも初診外来でも、

「最初に何を考えるべきか」

が明確になり、診断がぶれなくなります。

Part 2 ではさらに、うつ病、糖尿病、貧血、内分泌疾患、感染症など、プライマリケアで頻度の高い疾患が「外来現場の文脈」で整理されています。

ここは本当に重要なので、Part 2 についても別記事で詳細解説を作成します。
特に A safe diagnostic model は、実臨床の症例を絡めて掘り下げる予定です。


Part 3以降:症候アプローチの宝庫(腹痛・咳・胸痛・めまい…)

ここからが、Murtagh GPの最大の強みともいえる部分です。
腹痛、胸痛、頭痛、咳、めまい、発熱、倦怠感、呼吸困難、貧血、下痢など、
OSCEでも問われる基本症候、救急でも外来でもほぼ毎日遭遇する症候のアプローチが網羅されています。

各章には次のような実践的ポイントが整理されています。

  • Key checkpoints:その症候で必ず押さえるポイント
  • Red flags:危険サイン・緊急度の高い所見
  • When to refer:専門医へ紹介すべきタイミング
  • Patient education:患者説明に使える情報

特に When to referPatient education は、日本の教科書には少ない視点で、実臨床で非常に役立ちます。

症候アプローチの章は、今私が取り組んでいる「37症候別アプローチ」との親和性が高く、ブログ内で統合していくことで“現場で迷わない症候診断”を提供できるとわくわくしております!


次のセクションでは、Harrison・Guyton と比較したときの Murtagh GPの強みを整理し、臨床での使い分けについて紹介します。


Harrison・Guytonとの比較で見える、Murtagh GPの“独自の強み”

医学生・研修医にとって定番の教科書といえば、Harrison(内科学)Guyton(生理学)が代表的です。
では、その2冊と比べて Murtagh’s General Practice はどんな位置づけになるのでしょうか?

結論からいうと、この3冊は役割がまったく違うため、比較することで Murtagh GPの独自の価値がより鮮明になります。


Harrisonとの違い:病態を深く理解する本 vs. “現場でどう判断するか”の本

Harrison’s Principles of Internal Medicine は、言わずと知れた「内科の百科事典」。
病態生理、疫学、診断基準、専門治療まで、非常に深く体系的に学べる教科書です。

一方で、救急外来や初診外来では、Harrison の知識だけだと「で、最初に何を考えればいい?」という迷いが生まれやすいのも事実です。

そこで抜けている部分を補完するのがMurtagh GPです。

  • 症候の入り口で何を考えるか(first principles)
  • 見逃してはならない疾患がどれか
  • common disease をどう拾うか
  • どの時点で専門医へ紹介するか(When to refer)

つまり、

Harrison → 病態・疾患を深く理解するための本
Murtagh GP→ 実際の現場で「迷わないための判断軸」を作る本

という補完関係にあります。

特に初期研修医や救急外来の若手にとっては、Murtagh GPの“実務的な判断の型”が、Harrison の知識を現場に落とすための橋渡しになります。


Guytonとの違い:生理学で仕組みを理解する vs. 患者が目の前に来たときの対応

Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology は、身体のメカニズムを理解するための基礎医学書。
内科・救急・集中治療の場面で病態を理解するうえで必需品です。

しかし、実際の外来や救急では、

  • 患者がどんな症状で来るのか
  • どんな順番で考えるべきか
  • どう説明すれば納得してもらえるか

といった「具体的な診療プロセス」が求められます。

このとき Guyton の知識だけでは臨床に直結しないため、
Murtagh GPが“臨床の翻訳装置”として機能することになります。

すなわち、

Guyton → 体の仕組みを理解するための本(生理学の基盤)
Murtagh GP→ 症候に対して「どう診るか」を示す本(臨床の現場)

という関係になります。


3冊を組み合わせると、臨床が立体的に見えてくる

この3冊は優劣ではなく、役割の三角形として理解するのが最も正確です。

  • Guyton:身体の仕組み(基礎)
  • Harrison:病態・疾患の深い理解(専門)
  • Murtagh GP:症候からの診断・判断プロセス(実践)

これらを組み合わせることで、次のような“立体的な臨床力”が形成されます。

  • ① なぜその症状が起きるのか(Guyton)
  • ② どんな疾患が考えられるのか(Harrison)
  • ③ 目の前の患者にどう対応するか(Murtagh)

この ①→②→③ の流れが確立すると、救急でも外来でも“迷わない臨床”ができるようになります。


若手医師にとってMurtaghが特に役立つ理由

若手のうちは、Harrison や Guyton の知識が頭にあっても、
それをどう臨床の順番に落とし込むかがわからずに悩む場面が少なくありません。

Murtagh GPの良さは、まさに「思考の順番」が明確になることです。

  • 何から考えるか
  • 何を除外するか
  • どのタイミングで紹介するか
  • 患者にどう説明するか

これらは現場で即使えるスキルであり、明日の救急外来から活用できる内容ばかりです。

だからこそ、Murtagh GPは、
「Harrison や Guyton を学んできた医学生・研修医にとっての、臨床の仕上げ」として最適だと感じています。


このブログでも今後、Guyton(基礎)・Harrison(専門)・Murtagh GP(実践) の3冊を統合的に読み解きながら、臨床での「考え方」を深掘りしていく予定です。
症候の理解から病態生理、診断の優先順位付け、外来での判断や説明の仕方まで、3冊を行き来する形でまとめていきます。

記事の中でどのように組み合わせて学んでいくのか、その“具体例”としても本記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
特に症候アプローチでは、Guyton で仕組みをつかみ、Harrison で疾患を整理し、Murtagh で実際の診療手順に落とし込むという流れを意識してまとめていきます。


次のセクションでは、読者の立場(医学生・初期研修医・海外志望など)ごとに、Murtagh GPをどう使えば最大の効果が得られるかを紹介します。


読者別:Murtagh GPを“どう使えば最大の効果が出るか”ガイド

Murtagh’s General Practice は「総合診療のバイブル」と呼ばれますが、実際には立場によって活かし方が変わる本です。
ここでは、医学生から若手医師、海外志望者、サブスペ医まで、それぞれの読者がどのように使えば最大限の効果を得られるのかを整理します。


医学生(特に4〜6年生)

医学生にとって Murtagh GPを読む最大のメリットは、症候アプローチの「入り口」が明確になることです。
OSCE の勉強では疾患名よりも「症状からどう考えるか」が重要ですが、そこを体系立てて解説する書籍は日本語では意外に少ないのが現状です。

Murtagh は、

  • 症候 → 重要な鑑別の優先度 → Red flags
  • 外来での最初の判断ポイント
  • 専門医へ送るべきタイミング(When to refer)

といった流れが明確なので、OSCEだけでなく臨床実習中の患者対応にも直結します。

また、海外実習・留学を考える医学生にとっては、英語で“症候から考える思考様式”に触れられる貴重な教材になります。


初期研修医(PGY1–2)

初期研修医にとっての Murtagh GPの価値は、何より「迷わない診断の順番」が身につくことです。
救急外来や病棟のオンコールでは、症候から何を優先して考えるかが問われますが、Murtagh の A safe diagnostic model がその基盤になります。

例えば:

  • 1. 見逃すと危険な疾患 → まず除外
  • 2. common disease → 頻度の高い疾患を確実に拾う
  • 3. 心因性・機能性疾患 → 経過で整理

というフレームがあるだけで、症候へのアプローチが明確で再現性のあるものに変わります。

特にこんな場面に強い味方になります。

  • 救急外来で突然の頭痛・胸痛・腹痛の患者を診るとき
  • 病棟で「なんとなく具合が悪い」患者に対応するとき
  • 外来で“軽症にも重症にも見える”症状を見極めるとき

初期研修医が最初に身につけたい“臨床の型”として、Murtagh GPは最適です。


海外留学・国際医療を志す人

海外で臨床を経験する予定がある人にとって、Murtagh GPは最強の準備教材です。

その理由は、

  • 海外のプライマリケア教育の“共通言語”であること
  • 英語で症候アプローチを読むため、OET/USMLEの読解対策にもなる
  • 海外では「症候から考える」文化が非常に強い

特に、OET Speaking / Writing の構造と相性が抜群で、症状の説明やフォローアップの指示など、実際の臨床英語のフレーズがそのまま学べます。

「海外臨床でどう見られるか?」を意識したい人ほど、Murtagh GPを読むことで“海外標準の思考”を身につけられるという大きなメリットがあります。


若手総合診療医・総合内科医

総合診療を専門にする人にとっては、Murtagh GP は“常に手元に置く1冊”になります。
その理由は、症候に対する解像度だけでなく、紹介基準(When to refer)患者教育(Patient education)の質が極めて高いからです。

日本の総合診療の文脈ではまだ少ない、

  • 紹介のタイミングの明確化
  • 外来フォローの組み立て方
  • 軽症と重症を見分ける判断基準

が丁寧に書かれており、“地域で一人の医師として診る”ための具体的な指針になります。


専門医(循環器・消化器・呼吸器・整形外科など)

一見、Murtagh GPは「総合診療医向けの本」というイメージがあるかもしれません。
しかしサブスペ医にとっても、自分の専門以外の症候へのアプローチを整理する教科書として非常に役立ちます。

  • 皮膚症状
  • 耳鼻科系症状
  • めまい
  • 腹痛・胸痛の鑑別の“初期ステップ”

など、専門領域外の症状を外来で対応せざるを得ない場面は意外と多く、そんなとき Murtagh GPは「最初の判断に迷わないための辞書」として使えるのが強みです。


次のセクションでは、本記事のまとめとして、あなた自身の臨床がどう変わるのか、そしてこのブログが今後どんな価値を届けていくのかについて書いていきます。


まとめ:Murtagh GPとともに、“迷わない臨床”をつくる。

ここまで、Murtagh’s General Practice の成り立ち、世界での位置づけ、構成、そして使い方まで紹介してきました。
この本を読んで強く感じるのは、「臨床は、知識だけでは前に進めない。判断の順番が必要だ」ということです。

症候の裏側にある病態生理(Guyton)、疾患の深い理解(Harrison)。
そして、それらを実際の外来・救急の場でどう使うか(Murtagh)。

この3つが揃ったとき、臨床は初めて立体的に見えるようになります。


「もっと早く知りたかった」本を、これからの若手へ。

正直に言うと、僕自身、Murtagh と本格的に出会ったのはここ数ヶ月のことでした。
でも、読めば読むほど、こう思わずにはいられません。

──これは、学生の頃から知りたかった本だ。

海外実習にも、初期研修にも、救急当直にも、外来でも病棟でも、どんな場面にも適応できる“診療の型”が詰まっている。
英語が苦手でも、海外志望でなくても、症候から考える力を身につけたい全ての医療者に価値がある一冊だと本気で感じています。


このブログで目指す未来:3冊を統合した“思考のインフラ”をつくる

今後、このブログでは、

  • Guyton:仕組みを理解する(基礎)
  • Harrison:疾患を深く知る(専門)
  • Murtagh:症候から診る(実践)

の3つを統合し、臨床で迷わないための思考のインフラを体系化していきます。

症候アプローチ、病態の深掘り、実際の救外ケース、OET対策、英語診療のフレーズなど、
「明日の臨床・現場でそのまま使える学び」を中心に発信していきます。

特に Murtagh GPの A safe diagnostic model は、別記事で徹底的に実践レベルに落とし込んで紹介する予定です。
救急外来に出始めた研修医や、症候アプローチを強化したい若手医師の“大黒柱”になるはずです。


読んでくれたあなたへ 〜一緒に臨床をアップデートしていきましょう。〜

学んでいるとき、臨床でつまずいたとき、救外で不安なとき、外来で迷ったとき。
そのたびに立ち返れる「診療の型」があると、臨床は驚くほど安定します。

このブログは、僕自身が学びながら、あなたと一緒に“臨床そのものの基盤”を育てていく場所にしたいと思っています。
Murtagh GPを入口にしつつ、症候別アプローチも、病態の理解も、英語診療も、すべてをつなげていく。そのプロセスをこのブログで共有していきます。

もしあなたが、

  • 症候から診ることに自信をつけたい
  • 救急・外来で迷わない判断力を身につけたい
  • 海外で通用する臨床の型を知りたい

そう感じているなら、Murtagh  GPは必ず力になります。
そしてこのブログも、あなたの臨床に寄り添い続ける良い相棒になれたら嬉しいです。


近日中に、Part 1「Consulting skills」と Part 2「A safe diagnostic model」を個別に深掘りし、明日から使える実践的アプローチとして詳しく紹介していきます。


関連記事(Internal Links)

症候アプローチや診断モデルを深く学びたい方はこちらもどうぞ:

※ 内部リンクは随時追加・更新していきます。


シリーズ案内:Murtagh × Harrison × Guyton 統合学習

本記事は、「Murtagh × Harrison × Guyton を統合して臨床思考を育てる」に先駆けたMurtagh’s GP紹介記事です
今後、既存記事を順次ブラッシュアップしていきます。

  • Consulting Skills / Communicationの深掘り
    ─ 問診の広げ方・絞り方、観察(inspection)の力、患者中心の診療モデル
  • A Safe Diagnostic Modelの実践
    ─ 救急外来の症例を使って「見逃せない疾患 → common → 心因性」の流れを徹底解説
  • 症候別アプローチ:Murtagh GPとOSCE向け37症候別記事のリンクづけ
    ─ 咳・胸痛・腹痛・めまい・倦怠感・頭痛などの実践アプローチ
  • “基礎→疾患→実践”の3段階で学ぶ病態整理
    ─ Guyton(基礎)→ Harrison(疾患)→ Murtagh(症候)をつなぐ勉強法
  • OET Speaking / Writing × Murtagh
    ─ 外来の説明・フォローアップ指示を英語で再現する実践編

このシリーズを通して、「症候→病態→診断→説明」までつながる臨床の道筋を一緒に育てていきます。


最後に

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今日からの臨床が、少しでも“迷わず進めるもの”になりますように。

References

  • Murtagh J. Murtagh’s General Practice. 8th edition. McGraw-Hill.
  • RACGP (Royal Australian College of General Practitioners). General Practice Training Resources.
  • WHO Primary Health Care Framework.
  • 中国国家衛生健康委員会(National Health Commission of the People’s Republic of China)家庭医サービス推進文書.
  • Australian Government Department of Health. GP training pathway guidelines.
  • Harrison’s Principles of Internal Medicine, 21e.
  • Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology, 14e.

※ 本記事は、上記資料ならびに著者自身の研修・臨床経験に基づき構成しています。

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